ネット証券の撤退、ちょっと今までと違うパターン

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 昨年2012年12月25日に発表がありましたが、リテラ・クレア証券がネット取引から撤退し、6月1日からは立花証券がネット取引事業を継承します。

■リテラ証券プレスリリース
→立花証券株式会社との弊社インターネット事業の吸収分割契約締結に関するお知らせ

 リテラ・クレア証券というのは、ご存知の方も多いと思いますが、元の社名は今川三澤屋証券で、店舗型証券ながら、ネット証券の老舗でもあります。取扱商品も幅広く手数料もそこそこ安いとバランスのとれた証券会社でした(です)。そんなリテラ・クレアがネット取引をやめてしまうのは寂しい気がしますが・・・それが本題ではなく、そのリテラのサービスを引き継ぐのが立花証券、というのが今までとはちょっと違うパターンだね、という話です。

 今までもこぞって日本にやって来た外資系ネット証券や国内証券が撤退するたびに、その事業を継承してきたのは、自社でもそれなりのサービス展開をしている証券会社(大手ネット証券)でした。
 今回リテラのネット事業を引き継ぐのは、ネットサービスについては「かなり」ゆるっとやっている立花ということで、引継ぎ後のサービスがどうなるのかちょっと気になります。

 どれくらいゆるっとやっているのかというと、こんな感じです。

■現在の立花証券e支店のホームページ

・・・って、これだけじゃわからないですよね。ただ、ホームページがあまりにシンプルなので、ゆるっとした感じが伝わるかと思いまして。

 立花証券は、本サイトとは別にこの「e支店」というサイトでネット取引サービスを行っているのですが、取扱い商品は、現物と信用取引のみ。また株価などの情報提供もしていません。と、かなり徹底しています。

 ただ、手数料や金利は結構「本気」です。現物・信用とも手数料は1日定額のみで、たとえば、現物なら1日300万円まで1000円、信用取引は1日400万円まで500円(など)、一般信用取引の買い方金利は2.5%と安さ(金利の低さ)ではトップクラスです。

 とはいっても商品や情報面ではゆるっとやってきた立花が無事引き継げるのか(失礼)、また引継ぎ後にどうなるのかが気になって仕方がないのですが、今回の事業継承のリリースを見ると、

「リテラ・クレア証券の利用者の口座、保護預かり証券、預けている保証金、建玉などはすべて立花証券に引き継がれ、現在のシステム環境、商品、サービス等についても現行のまま立花証券で利用できる予定」

 ということです。

 リテラ・クレア証券の取扱商品は、株式(現物・信用・ミニ株)だけでなく、投資信託や先物・オプション取引、FXなども扱っており、また、高機能の情報・取引ツール「リテラトレーダープレミアム」「ハイパートレードpro」なども有料で提供しているので、立花でこれらのサービスが提供できるようにするには、ネット取引システムを大幅に変えてくるわけで、あのゆるっとしたホームページもなくなってしまうのでしょうね。これはこれで寂しい気がしますが・・・

 手数料体系もどのようになるのか、どちらのものを採用するのか、あるいは新規に設定するのかなど詳しいことはまだわかりませんが、とにかく立花証券のサイトや商品、情報サービスが大きく様変わりすることは確かなので、6/1からの立花証券には注目したいところです。

 今後、サービス内容などがわかり次第このサイトでも随時取り上げていきます。

 

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